松阪市で改修工事中の土間はいよいよ瓦貼りに入りました。
敷瓦はフェイクタイルではなく厚みのある本物のいぶし瓦です。いぶし瓦は粘土を燻化(蒸し焼き)し表面に炭素膜を形成して渋い銀色の仕上がりになります。よく深みや味わいを表すときに「いぶし銀」と言いますが、いぶし瓦の風合いはまさにこれ。派手さはないですが趣があります。
しかしながら、リスクもあり磁器質タイルの様に形や厚みが均等ではないので微調整しながら並べていく必要があります。本来は目地を太めに取ってそこでサイズの違いを吸収していくのでしょうが、河合の「目地を太くとりたくない」というこだわりもあり敷くのに苦労しました。
一枚一枚瓦と向き合いながら、精一杯きれいに見えるように並べていくしかありません。これも敷瓦の味わいの一つかもしれません。
柱や基礎の周りは石なので、石の形に合わせてグラインダーでカットしていきます。石の形は立体的ですのでタイルの小口も3Dに切らないときれいに合いません。河合は石に合わせてみては瓦を削るの繰り返し。。。私はひたすら汚れた接着モルタルを掃除するの繰り返し。。。
河合は瓦の粉が顔に付いてネズミ男みたいになっていました。
この日は強風で大変寒く萎えてしまいます。寒さは覚悟していましたが冷たい風が容赦なく体温を奪っていくので、ただでさえ冷え性の私はとうとう低体温症になってしまいました。
この後乾いたのを待って目地を埋め込み瓦を洗えば完成です。
