2026年01月11日

松阪市 土間の改修 敷瓦貼り

松阪市で改修工事中の土間はいよいよ瓦貼りに入りました。
敷瓦はフェイクタイルではなく厚みのある本物のいぶし瓦です。いぶし瓦は粘土を燻化(蒸し焼き)し表面に炭素膜を形成して渋い銀色の仕上がりになります。よく深みや味わいを表すときに「いぶし銀」と言いますが、いぶし瓦の風合いはまさにこれ。派手さはないですが趣があります。

しかしながら、リスクもあり磁器質タイルの様に形や厚みが均等ではないので微調整しながら並べていく必要があります。本来は目地を太めに取ってそこでサイズの違いを吸収していくのでしょうが、河合の「目地を太くとりたくない」というこだわりもあり敷くのに苦労しました。
敷瓦 いぶし瓦.png
一枚一枚瓦と向き合いながら、精一杯きれいに見えるように並べていくしかありません。これも敷瓦の味わいの一つかもしれません。

瓦 グラインダー カット.JPG
柱や基礎の周りは石なので、石の形に合わせてグラインダーでカットしていきます。石の形は立体的ですのでタイルの小口も3Dに切らないときれいに合いません。河合は石に合わせてみては瓦を削るの繰り返し。。。私はひたすら汚れた接着モルタルを掃除するの繰り返し。。。

敷瓦 石 合わせる.JPG
河合は瓦の粉が顔に付いてネズミ男みたいになっていました。
この日は強風で大変寒く萎えてしまいます。寒さは覚悟していましたが冷たい風が容赦なく体温を奪っていくので、ただでさえ冷え性の私はとうとう低体温症になってしまいました。

この後乾いたのを待って目地を埋め込み瓦を洗えば完成です。

posted by 真行草(しんぎょうそう) at 21:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 古民家再生

2026年01月06日

松阪市 土間の改修 型枠外し・土間の下地

先日、工事中をご紹介しました版築(はんちく)の型枠を外しました。
さてどうなっているかというと…

版築 アップ.JPG
大成功です!
変化を付けた波の層も綺麗に浮かび上がっています。

周囲が無事成功したところで、届いた敷瓦を並べてみると…
サイズが少々違うのは覚悟していましたが、5ミリ以上違う…目地でサイズの誤差をカバー出来ないレベルです。(枚数が多いので目地を1ミリ増やすだけで全体の大きさが数センチ変わる)やはりいぶし瓦は磁器タイルのようにはいきませんね。河合も目地をあまり太くするのは嫌だと言うことでこの後両サイドの版築をやり直しました。(ToT)

松阪市 土間レベル.JPG
土間は水捌けをよくするため外に向かって勾配をとります。水糸を張りレベル(高低差)を確認しながらモルタルで補修したらいよいよ敷瓦を貼っていきます。数枚並べてみただけでもこの敷瓦はなかなか苦労しそうな予感がします。

〜左官工事はお任せ下さい〜
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posted by 真行草(しんぎょうそう) at 15:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 古民家再生

2025年12月05日

松阪市 土間の改修 型枠の正体は・・・

前回ご紹介した現場写真の細い型枠は版築(はんちく)の型枠です。
版築は意匠性が高いので料亭の壁などに施される左官の工法ですが、贅沢に段の立ち上がりに使おうと言うわけです。

版築 土 振るい.JPG
あらかじめ土をそれぞれ網目の粗さが違うふるいにかけて粒子の大きさを分けておきます。

版築 土の配合.JPG
土に貝灰や水などを配合。黒っぽくしたいので色粉も入れます。
河合(弊社の左官職人)の経験と勘で調合していきます。

版築 作業中.JPG
一層ごとに突き固めていきます。土の荒さによって微妙に手加減しメリハリを付けます。
首の長い鏝(こて)はこの現場の為に河合が手作りした物です。

作業中は型枠の中は見えませんので想像力を働かせて作っていくしかありません。しかしこれこそが版築の醍醐味!型を外すまでワクワクが止まりません。果たして上手く出来ているでしょうか???

〜楽しんで工事しています〜

posted by 真行草(しんぎょうそう) at 17:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 古民家再生